父が亡くなって、約1年が過ぎました。
小学生の頃に両親が離婚して、
それから後は、父親1人で育ててもらったこともあって
私にとっての父は、父でもあり、母でもあり、良き理解者でもあり
そして、私の夢を一番に応援してくれる人でした。
最愛なる父との別れは
私の人生の中で、最も大きな悲しみの出来事となりました。
だからこそ そこから得られる気づきは、とても深く
今も、私に多くのGIFTを与えてくれます。
どれほど大切にされていたか、どれほど大切な存在だったのか
父のことを思い出すと、いつも心が満たされる。
愛に包まれる。
魂の絆がそこにある。
共に生きることができて幸せだった。
父と一緒に過ごした時間や、残してくれた言葉
数々の思い出が、私の心の財産となっています。
“喪失は悲しみばかりではない”
そのことにも気づくことができました。
だけど、もしできるのであれば
父に会いたい。やっぱり会いたい。
そんな思いを抱きながら
ヒプノの悲嘆療法を体験することにしました。
いつもヒプノセラピストとして
クライアントさまにセッションをさせて頂いているので
マスター(ハイアーセルフ)や亡くなった魂に
会えるということは、よーく分かってるのだけど
いざ、自分がその立場になると
本当に会えるのかな。。会えなかったらどうしよう。。という不安や緊張でいっぱい。
本当に会いたい思いが強いからこそ、胸がドキドキ、手が震えるし
落ち着いていられない。(はずかしいですが)半パニック状態の私(+_+)
今回、改めてクライアント側としての
その複雑な心境も、思い出すことができました。
【亡くなった父の魂との再会】
ヒプノの誘導でイメージの世界へ・・・
そして、亡き父の魂を呼びます。
やってきてくれた父
古びたJeepに乗って、迷彩柄の帽子をかぶり
帽子とおそろいの迷彩の服を着て、いつもと変わらない
あの頃と同じ、笑顔のまま
(私はというと・・・)
言葉がでない
胸がはりさけそう
涙がいっぱい溢れてくる
やっと会えた。どれほど会いたかったことか・・・
こうして会えただけで、もう十分
ただそこにいるだけで、心が満たされる。愛があふれる。
言葉にならない再会のよろこびを、しばらく味わった後・・・
ようやく出た言葉
私 「来てくれたんや?」と声をかけると
父 「おまえが呼んだから来たんや」冗談まじりに笑って答える父
いつものような、自然な会話(ようやくリラックス)
そして、私がずっと気になっていたことを聞いてみることに。
「最後の時間、どんな思いだった?」
すると父は
2人が、両手を握り、何か(感謝の言葉)を言い続けて
泣きながら、別れを惜しんでくれてる。(おまえたちを)育ててよかった
「お父さんの人生ってどんな人生だった?」
いろいろあった。波乱万丈だった。
だけど、(子供を育てて)自分が与えた以上のものを受け取った。
“ 人生捨てたもんじゃなかった ”
父らしい言い方
伝えたかったこと、聞きたかったこと
そして、言葉にはならない思い、その感覚、そのぬくもりを
自分の五感、全てを使って受け取っていく。
お別れのとき・・・
いつもの言葉でお別れすることに。
「気をつけて、またね」
また会えるという願いを込めて。
Jeepに乗って、戻っていく父の後ろ姿に
これからも、いつもいつも、幸せでいてくれますように
深い愛と感謝を送る。
長い闘病生活を終えて、ようやく解放された父
今は健康で、幸せそうでよかった。
Jeepに乗ってきてくれた、父の笑顔が
いつもいつも、私の心の中で感じられます。
きっと、これからもずっとずっと。