ポニーテールに、花柄のリボン、赤と白の水玉ワンピース
私は、小さな女の子
ドイツかな 平和な時代のようです。
昼下がり、隣の家のおばさんが遊びに来ていて、お母さんとお喋りしてます。
私は、絨毯のうえで、お人形と遊んでいます。
ゆりかごには、赤ちゃんがスヤスヤと眠っています。私の弟です。
お母さんは、お喋りしながら
ときどき私たちのほうをみて、やさしく微笑んでくれてます。
お父さんは大きな船のキャプテン。白い制服を着ててかっこいい!
今日はお父さんが帰ってくる日だから、朝からごきげん。
早く帰ってこないかな~。
あー!帰ってきた! 玄関まで走って迎えにいきます。
お父さんがお土産買ってきてくれた。
なんだろう?
船の模型だ。お父さんが乗ってる船と同じやつ。
やったー!
お父さんと一緒に、船の模型をつくります。
私はちょっぴりお手伝いをしながら、お父さんが作ってくれるのを見ています。
たのしいな~、うれしいな~。
両親のあたたかい愛情を一心に受けて育った子供時代。
次の場面にうつると、30代くらい
大好きな人と結婚して、子供が3人います。
私はテーブルでくつろぎながら、向こうで遊んでいる子供たちを見守っています。
子供たちの笑顔に囲まれて、家族思いの優しい夫がいて
毎日、穏やかで幸せな時間を過ごしています。
ときどき、昔のことを思い出します。
私が小さかった頃、両親は一緒に過ごす時間を大切にしてくれてた
その気持ちが、今になってよく分かります。
私のために、たくさんの幸せな思い出をつくってくれた。
その記憶が、私の心の中で大切な宝物としてずっと残ってる。
今度は私も同じように、子供たちに幸せな思い出をたくさん残してあげたい。
昔も今も、とても幸せ。
60代になった頃
病気になり、ベッドで寝ています。
私の周りには子供たちがいます。
夫は、部屋の隅っこで立ったまま、壁にもたれかかっています。
みんな何かを話するわけではないけれど、いつもと同じように
残された最後の時間を、一緒に過ごしてくれています。
私にとっても、家族にとっても大切な時間
とても幸せな人生だった。
最初から最後まで、みんなの笑顔に包まれて本当に幸せだった。
その人生を終えていきました。
魂の存在となり、前世の人生を振り返って思ったこと・・・
とても幸せだった。でも少しつまらなかったかな。。
自分の思い通りにいかないことがあってこそ、人生は色鮮やかになっていく
そのほうが、わくわくする。
もっともっと、いろんなことを体験したい。
今の私は、そんな幸せな環境で育ってこれなかった。
だから前世の自分がうらやましい。と伝えると
あなたは、既に自分の人生をたのしんでいる。
あなたの魂は喜んでる。ワクワクしてる。
うまくいかない(と思ってる)ときこそ、
その未来に、どんな美しい花が咲くのか、楽しみにしてね。
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平凡な日常、ありふれた家庭に対する憧れが強かった私。
幼少期から波乱万丈で、自分の人生がずっと嫌だった。
ネガティブといえる感情を、さんざん味わい尽くしてきて
その渦中にいるときは、本当に苦しかったけど
だけどそこで得た経験が、ヒプノセラピストとしては、大きな財産になっていく。
どんな花が咲くのか、楽しんでいこう。
きっと全てが順調なのでしょう(^^)