母親の愛情というものが分からない
だから私には、決定的に何か足りないものがある
ヒプノセラピーを学んでいた頃
こんな私にヒプノセラピーをしていく資格があるのかな。。。と思い
私の中の足りないものを埋めたい。 というテーマでみていった前世療法。
年令退行療法で、みていく必要があるだろうな~と思ったけど
当時の私は、このテーマで幼少期を思い出すことに、まだ抵抗あったので。
【私の中の欠けているもの】
浮かんできたのは、古き日本の風景
江戸時代の末期、幕末の頃かな
家の中のシーン。
目の前にはお母さんが座っていて、隣にはお兄ちゃんが座っています。
私は10才くらいの女の子
お母さんが、ものすごい笑顔でこっちを見てる。(今世の母と目元がよく似ています)
お兄ちゃんは、妹思いのやさしいお兄ちゃん。(今世での従兄と姿が重なりました)
お兄ちゃんのことは大好きだけど
母親に対しては、何の感情もわいてこない。心が凍っているよう。無関心。
反対に母親のほうは
私にありったけの愛情を注いでくれていて、とても大切に育ててくれている。
そんな関係でした。
次に浮かんできたのは、お嫁に行く場面
豪華な金屏風の前で、白無垢の花嫁衣裳を着て
これから、記念写真を撮ってもらうところです。
もうすぐやってくる、旦那さまの到着を待っています。
写真を撮ってくれる技師さんが、目の前で準備をしています。
私は、とっても楽しみで、うきうき!わくわく!
これで家を出られる。新しい生活が始まる、と未来への希望で胸いっぱい。
近くには、兄がいてくれて優しく見守ってくれています。
なぜか、母の姿は見えません。
だけど1時間経ち、2時間経ち、いつまで待っても
旦那さまになる人は、来ません。
うーん、こない。どうしたんだろう・・・?
そのまま時間が流れていきました。
こない・・・、こなかった・・・
ずーっと待ってるのに。来てくれるって信じてたのに。
来てくれない。来てくれなかった。
どうやら、家の事情か何かの理由で 母が縁談を破談にしたようでした。
私は、自らも望んでいた縁談だっただけに
気持ちを切り替えることができず
その後はさみしく、短い人生を終えていきました。
~ 前世の人生から学んだこと ~
ただただ、一途に人を信じることを学んだ。
だけど今回は、母親との関係も、どうにかしなきゃいけなかった。
それができなかった・・・
~ マスターとの対話で ~
マスターに聞きたかったことを質問しました。
Q.今の母親との関係について
もう何度も何度も、お互いに憎み合ったり嫌いあったりしてきて
こんな関係を繰り返してきてる。
もうそろそろ終わらせなさい。
魂は成長し、もうそれができる時期に入ってきている。
あなたからはじめなさい。
相手の全てをまるごと、笑顔で大きく包み込み、受け止めなさい。
Q.私の心の中の欠けているものについて
それは埋める必要ない。
埋めることなんてできない。
埋められないものがあるからこそ、分かることがある。できることがある。
だからそのままでいい。その感性を大切にしなさい。
人と同じになりたいと思わなくていい。
光を知るためには、闇をみることが必要なように
愛を知るために、憎しみ(無関心)を知る必要がある。
<ヒプノ後の変化、気づき>
子どもの頃 いつも思っていた、“ 私は欠陥人間なんだ” という思い
久しぶりに思い出しました。
セッションの後、しばらくは自分の心の深いところで、
いろんな感情、感覚がぐるぐると混ざり合っているようでした。
(数日間はボーーっとしていたと思います)
私は欠陥人間じゃないんだ
欠けていていいんだ
このままでいいんだ
このままの方がいいんだ
“ 欠けていて完全なんだ ”
ありのままの自分の一面を受け入れたら、どこからともなく自信がわいてきました。
また1つ強くなった自分、成長した自分を感じられて、うれしくなりました。
これまでマイナスだと思っていたものが、プラスに転じていく
そんな感覚を味わっていました。