ヒプノセラピーを受けたきっかけ

私が 『ヒプノセラピー』 を知ったのは、

ヒプノセラピーの個人セッションを受ける1~2年くらい前のこと、2004年~2005年のことでした。

 

その当時は『ヒプノセラピー』 や『催眠療法』という言葉は知らなかったのですが、

TV番組かなにかで 『前世療法』 が放送されているのを見て知りました。

前世かぁ~!おもしろそう~!!と興味を持ったけど、 

その時はいつか機会があれば、一度受けてみたいなぁ~と思った程度でした。

 

そして初めて、ヒプノセラピーを受けたのは2006年のこと。

ヒプノセラピーを受けようと思ったきっかけは、父親の病気でした。

実父が56才という年齢で、若年性アルツハイマー病だとの診断を受けました。

その当時の私は31才で結婚している普通の主婦。同年代の旦那さんと2人で暮らしていました。

 

主治医から『今の段階ではこの病気は治すことも進行を止めることもできない。

唯一、病気の進行を半年くらい遅らせることができる薬があるけれど、

時間の経過とともに病気は確実に進行していく』ことを告げられました。
 
 
”若年性アルツハイマー病”

はじめて耳にした言葉でした。

 

病気の告知は、父自身と私と弟の3人で受けましたが

主治医は、その時この病気がどういう病気なのか?という詳しい説明はしませんでした。

後にして思えば。。。

私たちの精神的なダメージを考慮してくれたのかもしれませんが。

 

そんなわけで、病院で告知を受けた時はそれほど深刻に考えてなかったのですが、

帰宅後、どういう病気なのかなぁ?と ネットでちょっと調べようと思い検索してみると

 

早くて1年、遅くても3~4年で寝たきりの生活になる

記憶が失われていき、いずれは、家族の顔や名前も分からなくなる

人格が変化していく

暴言、暴力・・・徘徊・・・妄想・・・

 

当時はまだ若年性アルツハイマー病に関する情報が、乏しかったこともあると思いますが

たまたま、私が一番最初に目にした記事には極端なことが書かれていて、私はその内容に強い衝撃を受けました。

 

”早くて1年で寝たきりの生活”

この言葉が頭からはなれず、突然の告知に自分の気持ちがついていきませんでした。

 

病気のことを調べれば調べるほど、先のことが不安になり 恐ろしくなる一方で途方にくれました。

だけど、調べずにもいられない・・・

 

本当に私の父が若年性アルツハイマー病なのか?

先生の診断が間違っているんじゃないか?

間違いであってほしい・・・、何度も何度もそう願いました。

 

仕事も家事も、一切なにも手につかなくなって、家に引きこもって1日中、考えこむ毎日。

涙が止まらなくて、 悲しみ、不安、怒り、恐怖、絶望・・・

そういった感情がぐるぐると私の中でまわっていて、もう苦しくて苦しくて・・・

 

私は、父の病気が受け入れられませんでした。

父が私のことを忘れてしまう日が来るのが怖い

父が父じゃなくなっていく姿なんて見たくない

早すぎる介護の問題があり、同年代の友人に話をしても理解してもらえない

 

そして

父は今、辛い思いをして苦しんでいるのではないか?

自分の病気を知り、深く傷ついているのではないか?

父の心理状態を想像すると、 胸が苦しくて耐えられない思いでいっぱいでした。

 

両親が離婚した後、男手1つで私たちを育ててきてくれた父が

苦労してきた父が、どうしてこんな病気にならなきゃいけないのか?

これから先、私たち家族はどうしていけばいいんだろう?どうなっていくんだろう?

どうして人生は辛いことばかり起きるんだろう・・・

平凡な幸せがほしいだけなのに、どうしてそれが手に入らないんだろう・・

神様って本当にいるのかな?

もし本当に神様がいるのなら、その理由を教えてほしい

 

だけれども、いくら考えても答えは見つからず

解決法も手段も見つからない、不安定な精神状態で毎日を過ごす中で

 

今の苦しい心の状態から抜け出したい

少しでも気持ちが楽になりたい

何でもいいから前向きになれるヒント・きっかけがほしい

 

徐々に、そう思うようになっていきました

 

そんなときでした。

以前にTVで見た前世療法のことをふっと思い出しました。

 

私の前世・・・?

前世って本当にあるのかな?

 

本当に前世があるかどうかは分からないけど、もしあるのだとしたら

私は前世で、親を捨てたのかな・・・

病気の親の面倒を最後までみなかったのかな・・・

それとも、とんでもない親不孝をしたのかな・・・

 

だから今の人生では、父親の側で最後まで面倒をみることが私の役目なのかな・・・

だから父がこんな病気になったのかな・・・

 

今こうして振り返ってみると

単純な思考回路でお恥ずかしいのですが、真剣にそう思い込んでいました。

 

そして、

前世での父との関係を知ることができたら、少しは楽になれるかも・・!

この現実を受け入れられるようになるかも・・・!

前世療法を受けてみたい!!

そんな気持ちが芽生えてきたのです。

 

その当時、香川県では女性セラピストさんでヒプノセラピーをしている所がなく

大阪や神戸のほうまで行かないと受けられないのかなぁ~と思いながら探していたところ、

お隣の愛媛県の松山市でヒプノセラピーをしていた、 なかやまみちさんのホームページに辿り着きました。

 

 

何度も何度も、みちさんのホームページに目を通していたのを今でも覚えています。

先にヒプノセラピーを受けられた方々のセッション体験談を読んでるうちに

自分の前世にますます興味もわいてきました。

 

だけど、本当に前世みれるのかな? みれなかったらどうしよう・・

そもそもこういうのって怪しくないのかな? などいろんなことを考えてしまい、すぐには決断できず

ホームページに書かれている、セッションの予約可能日を

毎日のようにチェックしてみては 「どうしよう~、どうしよう~」と迷っていました(笑)

 

でも、もう限界でした。

迷いに迷ったあげく思いっきりの勇気をだして、松山市のなかしまみちさんのところへ

前世療法を受けに行くことにしたのです。

 

いよいよセッション当日、

地元香川のうどん屋さんで、少し早めのお昼を食べて 高松から松山へ!

 

初めてお会いするヒプノセラピストさん

これまでカウンセリングやセラピーといったものとは無縁だった私は

自分とは少し違う別世界の人を、想像してドキドキしてました。

 

でも実際にお会いしてみたら、穏やかで落ち着いた雰囲気の方で

服装も普段、私が着ているような格好と同じ感じ、サロンのお部屋もかわいらしい空間で

ホッと一安心しました。

 

事前カウンセリングのとき

父の話をしながら、ボロボロ泣いてしまっている私の話をセラピストさんは、静かに聞いてくださいました。

話を聞いてもらうだけでも、肩の荷がおりて心がスーッと楽になりました。

家族以外で、父の病気のことを話したのは初めてでした。

 

その後は、リクライニングチェアにゆったりと座り

まずは、身体の各部分をリラックスしていくことからスタート。

 

さらには、心地のよい場所をイメージしながら~

いよいよ前世の世界へ

 
のはずだったのですが・・・ 

 

いざ、 前世の世界への扉をあけてみても・・・・・

 

何も見えてこない、浮かんでこない・・・

ただただ真っ白なだけ・・・

なにも・・・わからない・・・

 

セラピストさんの質問に対して

「うーん・・・」 「うーん・・・・・」 「わかりません・・・」と答えてばかりの私。

 

「なんとな~くでいいんですよ」 というセラピストさんの優しい言葉がけにも

 

なんとなくって言われても、何もわからないのにー!(>_<)

それに以前、TVで私が見たのでは、まるで前世の人物そのものが勝手に言葉を喋っている感じだったんだけど。

なんか思っていた感じとちょっと違う・・・と、内心思いつつ。

 

なんで見えないんだろう・・・

せっかく来たのにどうしよう・・・

私には無理なのかなぁ・・・

 

不安と焦りとあきらめが、芽生えながらも

セラピストさんからの質問に半分無理やりというか、強引に自分でイメージを作り上げ

適当に答えていきました。

 

「よく分からないけど・・・、足元は・・・かたいかもしれないです・・・」

「石かもしれないけど・・・でも分からない・・・」

「どっちかというと、はだし・・・かもしれない・・・」

こんな感じです(汗)

 

でも、そうやって(適当に)答えていくうちに少しずつ、イメージが浮かんできやすくなっていきました。

 

そんな私のはじめての前世療法。

 

父の病気のことや、父と私の前世の関係について知りたくて前世療法を受けにいったので

当然、私の前世に父がでてくるものだと思っていました。

 

だけど、私の潜在意識がみせてくれた前世は、私が想像していたものとは全く違うものだったのです。

 

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